
ユニフォームのロゴ枠が埋まったら、営業は終わりでしょうか
多くのクラブが、協賛メニューを「ユニフォーム掲出」と「バナー掲出」の2つで組んでいます。そして枠が埋まった時点で、営業の打ち手がなくなります。
しかし実際には、ロゴを出す以外の協賛の形は、いくらでも設計できます。しかもそれらの多くは、追加コストがほとんどかかりません。
この記事では、実際に成立している協賛メニュー20種類を、カテゴリ別に紹介します。自チームで使えそうなものを探してみてください。
A. 掲出・露出系(基本メニュー)
- ユニフォーム掲出:胸・背中・袖・パンツで価格を分ける。胸が最高額
- 練習着・ウォームアップウェア掲出:試合用より安価に設定でき、入口として有効
- 会場バナー・横断幕:配信のカメラに映る位置は価格を上げられる
- 公式サイト・SNSプロフィールでのロゴ掲載
- 配信画面へのロゴ表示:試合配信のオーバーレイ、ハーフタイムのCM枠
B. 冠・ネーミング系(単価が上がる)
- 冠試合:「◯◯株式会社 presents ◯◯カップ」。1試合単位で販売できる
- 施設のネーミングライツ:グラウンド、体育館、クラブハウスの命名権
- 部門・アカデミーの冠:「◯◯ジュニアアカデミー」として育成部門に冠を付ける
- MVP・表彰の冠:「◯◯賞」として表彰式に企業名を組み込む
- 移動バス・車両へのラッピング
ネーミングライツは、掲出よりも「呼ばれ続ける」ことに価値があります。会話や記事の中で企業名が繰り返し登場するため、認知への効き方が根本的に違います。
C. 体験・交流系(更新率を上げる)
- 社員・家族向け観戦招待:福利厚生として機能する。原価がほぼかからない
- 選手による企業訪問・社内講演:朝礼や社内イベントへの選手派遣
- 社員向けスポーツ体験会:健康経営の施策として提案できる
- スポンサーデーの開催:協賛企業がブース出展、サンプリングを行う試合日
- スポンサー交流会:協賛企業同士のビジネスマッチングの場をクラブが提供する
この領域を持っているかどうかで、契約更新率が大きく変わります。ロゴだけの関係は、予算削減の際に真っ先に切られます。
D. 商品・事業連動系(企業の売上に直結する)
- 公式サプライヤー契約:飲料、食品、機材などを現物提供いただき、公式指定として掲出
- コラボ商品の開発:クラブとの共同企画商品を企業が販売する
- 選手の広告起用:企業のチラシ、看板、採用サイトに選手が出演する権利
- 来場者向けクーポン配布:協賛企業の店舗に送客する仕組み
- SNS共同コンテンツ制作:企業の商品を使った選手の動画をクラブアカウントで配信
特に16の現物提供(サプライヤー契約)は、現金の支出を伴わないため、企業側のハードルが大きく下がります。飲料メーカー、スポーツ用品店、飲食店との最初の接点として非常に有効です。
メニューを増やすときの3つの原則
1. 運営できる数だけつくる
メニューを増やしても、実施とレポートが回らなければ信頼を失います。まずは2〜3種類を追加し、確実に実行することから始めてください。
2. 金額が上がるほど「体験」を増やす
高額プランの価値は、ロゴの大きさでは説明できません。企業の中の人が動く体験を組み込むことが、価格の根拠になります。
3. 相手の課題に合わせて選ぶ
20種類すべてを提示しても、企業は選べません。事前に相手企業の課題を調べ、3つに絞って提案するのが実務です。
自チームで組めるメニューを、一緒に設計します
日本アイケンの「スポーツハブ」では、クラブの規模・競技・地域特性に合わせて、実行可能な協賛メニューを設計します。あわせて、ネーミングライツをはじめとする協賛機会をポータル「ネーミングノート」で流通させ、企業との出会いを仕組みに変えています。
まずは30分の無料相談から。現在のメニュー表を拝見して、追加できる打ち手をお伝えします。
【執筆】株式会社日本アイケン スポーツハブ事業部